料理教室 基礎科 1回目

今日は初めての料理教室。

前準備とか

授業開始10分前に教室に到着すると、教室の前に行列が。なんだろうと思って先頭らへんの話を盗み聞きすると、どうやら月謝を払う列らしい。俺は月謝はもう払ってるけど、教科書を買わないといけなかったから同じ列へ並ぶ。
順番が来て「今日初めてのしゅんですけども〜教科書を今日購入することになっていたのですが」と言うと、「あ、教科書ね、生産が追いついていなくてまだ無いんですよ〜。来週にはあると思うので。」とのこと。え、じゃあ今日は教科書無し?生産が追いついていないって…どんだけ売ってるんだ。いや、あんまり作ってないのか。
教科書が無いと、学校みたいに隣の人に見せてもらったりするんだろうか。それは隣の人と仲良くなれそうでむしろ嬉しいかもしれないとか妄想に浸っていると、今日の料理のプリントを手渡された。教科書代わりにこれを読めってことか…【残念です。】プリントは2枚あって、1枚には今日の献立が書いてあった。今日の献立はこれ。

  • きゅうりもみ
  • 豚肉とごぼうのきんぴら
  • 豆腐と薄揚げの味噌汁
  • 魚の塩焼き

もう1枚には蒸し鶏のジャムソースの作り方が書いてある紙を貰ったけど、これは使わないそうな。そりゃそうだ、初日からこんなもん作るのは無理。興味があったら家でやってみてって事のようだ。

教室に入ると、なんか普通の学校みたいな感じの部屋だった。最初はここで講義を聞いて、次に部屋を移動して料理をする、という構成らしい。前に見学に来たときは料理する教室で説明を受けてたんだけど、まあバラバラなんだな。席に座って周りを見ると、みんなプリントを持ってる。うーん、全員教科書無しか
プリントに目を通していると、隣に人が来て、話し掛けてきてくれた。その人は今回が3回目らしく、いろいろ教えてくれた。その人の話によると、授業では全然教科書を使わないそうな。全員プリントで講義を受けるらしい。な、なんだそりゃ。まるで大学の教科書みたいジャマイカ。教科書の売り上げで財政が潤う…みたいな。貰ったプリントには教科書の参照ページが書いてあるんだけど、見たら教室では習わなかったことが沢山書いてあるらしい。それは逆に見てみたい。

講義

しばらくすると、講義が始まった。後で聞いたんだけど、実はこの人が校長先生だったらしい。今日は初日と言う事で、テーマは「包丁について」。包丁の種類、切り方の種類、持ち方について講義してくれた。これ、書いて良いのかな…?不安だから書かないでおこう。
講義は今日の料理を作りながら、今日のテーマが所々に入る感じ。今日の料理を作ると、細切り・輪切り・あられ切り・ささがき切りが勉強できると言う事だった。

調理

講義が終わると、いよいよ実習。実習って言うのか?まあいいや。4人で班を作って料理を作る。まさに学校の技術家庭科みたいな感じ。学校と違うのは、自分の班が作り終わったら先に食べて良いし、食べ終わったら先に帰って良いって所かな。手際が良いと早く帰れるという事。自然と料理が早く効率良く作れるようになるようで、それは実生活でも役に立ちそうだ。
さっき話し掛けてきてくれた人も同じ班だったんだけど、やっぱり3回目の人は違う。どれだけ先の工程まで見てるかが違うんだな。聞けば家でもたまにやっているそうで…そりゃ手際も良いわけだ。
班で料理を作るので、全ての工程を自分がするわけではない。ちょっと洗い物をしている間に豚肉が切り終わっていたり、味噌汁が完成していたりする。やっぱここだけじゃなくて、家でもしないと「料理ができるようになった」とは言い難いなぁ。

今日の料理のハイライトとして、ごぼうのささがき切りをピックアップ。ささがき切りとは鉛筆を削るようにごぼうの端を削ぎ切るような切り方。
ささがき切り - http://ns.ut21.net/~ad/sasagakigiri.html
俺も小学生の時はこうやって鉛筆を削っていたもんだ。それのせいもあってなんかこれだけめっちゃ上手く出来た。見学に来ていた70歳くらいの御爺様にも「兄ちゃん上手いやないか」と言われる程の包丁さばき。同じ班の人からもお褒めの言葉を頂いた。鉛筆削っといて良かった…!!
逆にきゅうりの薄切りとかはボロボロ。きゅうりの細切りなんかは包丁の腕がわかりやすく、「トントントン…」という音が早く、一定のリズムで刻んでいると上手いってことらしい。けど、どこからもそんな音は聞こえてこない。まあそりゃそうだ。そんな人がいたら逆にびびる。
そんなこんなで料理が完成。良かった、ちゃんと完成した!手際も(初めてじゃない人がいたおかげで)かなり良く、2番目くらいに作り終わった。

実食

なんかー、めちゃめちゃ旨かった!自分で作ったものは旨いなぁ。