取り敢えず終わらそう

今、俺は燃えているプロジェクトのど真ん中にいる。プロジェクトが始まった当初から参画していたメンバーだから、このプロジェクトを燃やした張本人と言っても過言ではない。

今のPMが先日「計画がおかしい」と話していた。確かに5ヶ月のプロジェクトが1ヶ月遅れでスタートってかなり致命的だし、テストのフェーズが殆ど完璧にスケジュールが重複していて、俺が見たときも「ど〜すんだこれ」って感じだった。
そして案の定、この燃え具合。今まで自分が参加したプロジェクトでNo.1,2を争う燃えっぷりだと思う。逼迫感はまだあまりないけど、これからドンドン出てくるんだろう。今でもスケジュールは綱渡りこの上ないし。

で、鎮火させるために沢山の人が手伝ってくれている。このメンバーがまた豪華で、この面子が揃えば何でも出来るんじゃないかって思える、ある意味ドリームチームみたいな状態。そんなドリームチームでも、一度燃えた炎を鎮火させるのには苦労する。仕様をキチンと伝える時間も無いしなぁ。元の設計書も悪いしなぁ。ゴメンナサイ…

失敗した原因を挙げるとすれば、まず、設計もろくにやったこと無い人間を集めて外部設計させるところに問題があったんじゃないかな。人だけ割り当てとけば勝手にやってくれるだろうって考えがおかしい。PMに言っても聞く耳持たずだったし。「人がおれへんねん」って、調達するのもあなたの仕事ですよ。
PMは案件7つくらい持ってたし、PLも設計と兼任だったし、実装リーダーも設計と兼任だったし、ブリッジも設計と兼任だった。この辺も失敗した原因かなぁ。外部設計に必死すぎて、実装が殆ど固まっていないうちにオフショアに出しちゃったしなぁ。3年前に作ったシステムでは考えられていたことが、今回のプロジェクトでは全然考えられていなかったり…時間が無いって怖いなぁ。

そんなこんなで、3月は残業200時間ペース。先週のしんどさがピークの時は「倒れたほうが楽かも〜」と思っていたけど、今のこの助けられっぷりを考えると、せめて「助けてもらったから無事に終わったよ」って言いたい。これだけ助けてもらってるのに、倒れて逃げるわけにも行かないからなぁ。

そんなわけで取り敢えずは、使える手段を駆使して終わらせることに全力を注ごう。