利便性の裏には

俺が今いるプロジェクトの前の、さらにその前のプロジェクトにいた頃。Servlet/JSPでイントラのWebシステムを作っていた。
そのプロジェクトは、あまり技術に詳しくない営業職の人が「VBよりもユーザビリティの良いWebアプリケーション」と言う意味不明な謳い文句と共に取って来た仕事で、最近流行のAjaxのような仕組みを使ったりして実際にVBで出来たことを可能な限り実現させたプロジェクトだった。
そのシステムも無事本番を向かえ、順調に稼動している。
そして今日、不意にそこの人から電話がかかってきた。「何だろう?」と思って話を聞くと、どうやら仕様追加の必要が出て、自力で対応しているらしい。それで、どうしても解決できない問題があって電話をしてきたそうだ。ちなみに期限は今日中だったようだ。
仕様追加が発生した機能はそのシステムの中でも特に変態的で、その画面専用のJavaScriptが1,000行以上あるような超々複雑な画面だった。「よりによってその画面かぁ…」そう思いながら仕様を思い出し、現状を聞き出し、いくつかアドバイス
俺はその画面の仕様を決めるときに、「仕様変更に弱いですよ」「メンテナンス大変ですよ」と何度も言ったけど、よく使う画面なのでどうしてもと言うことで変態的画面を採用し、エース級のPGが1人月以上かけて製造した。俺もその画面に仕様変更を入れたけど、項目を1つ追加するのにも2,3日かかった記憶がある。
良く使う画面ほど良く仕様変更が入ると言うわけで…まぁ、今回がんばれば、次回からは少しは早く仕様変更に対応できるでしょう。がんばってくださいな。