教育なんて

風邪を引きつつ、なんとか次のシステムの開発に取り掛かっている。このご時世なので、実装をオフショアするのか社内で作るのかは決まっておらず、今のところはオフショアする可能性が高い(AND したほうが儲かるんジャマイカ)っぽい雰囲気が漂っている。
なんでも、社内の人間にコーディングをさせる気は無いようで、今日PMに開発環境の準備について話をしても「組まんかったらいらんやろ」的な発言が多かった。この調子で行けば、オフショアになるんだろうな。


前回もそうだったんだけど、「実装」をオフショアに出すと、代わりに社内には「受け入れテスト」と言うフェーズが追加される。そして、怒涛のように納品されてくるモノタチを猿のようにテストするのだ。勿論テストで学べることも沢山あるとは思う。思うが、他人のコードのテストは、自分で作ってテストを行なうのに比べて喜びや意義を見出し難い。それに、テストケースの洗い出しを行なう場合はテストスキルの上達も見込めるけど、テストケースを渡されてひたすらテストをするのは…はっきり言ってバイトの仕事なんじゃないかと思う。


それに俺とか2,3個下の世代までならまだ実装経験者だけど、オフショアばっかりやってたら、そのうちテストしかしたこと無い世代がワラワラ増えてしまいかねない。一生テストでランクアップが望めるんならいいんだけど、今のところうちの会社には、テスターでは上に上がる制度は殆ど無いと思う。やっぱ設計か技術かのどっちかが出来なきゃいかんぽい。だからって、5年目とかに「そろそろ」…って実装とか設計とかに回されたら…はっきり言って、全く役に立たんのじゃないか?だからテストはあまり社内の人間にさせちゃ駄目だと思うんだけどなぁ。目先の人件費の安さとか稼働率欲しさに(かどうかは知らんが)テスターになってしまう新人・準新人が後を絶たない。


前回のオフショアプロジェクトでも、スキルを伝達しようとした社員がテスターに持っていかれてしまって、結局殆どテストだけやって終了…となってしまい、非常に残念だった。今回はそうならないように、何とか手を打っておかないと。


って、どーすりゃいいんだ?
公的資金が俺のプロジェクトに3億くらい注入されねぇかなぁ。あ、2億でも良いから。