本がネットで閲覧できるようになる

書籍の電子化と言えばGoogleって言うイメージがあるけど、Amazonも書籍の電子化を始めているらしい。今日のITmediaに、この書籍の電子化2強のニュースが並んでいた。

Googleは11月3日、書籍検索プロジェクトGoogle Printで、著作権が消滅した書籍の全文検索サービス提供開始を発表した。同プロジェクトをめぐっては出版業界からの反発が強まっているが、Googleでは当面、著作権切れの書籍を中心として、今後さらに多くの作品を公開していく方針。
Googleはミシガン、スタンフォードハーバード大学およびニューヨーク公立図書館と協力して、著作権が消滅した作品や公文書などの全文スキャンを進めていた。
今回第一弾として公開されたのは、協力図書館に収蔵されている歴史書や政府の公文書、米国の小説家ヘンリー・ジェイムズの作品など。全ページがGoogle Printで検索対象となり、各ページの画像を保存することもできる。

Amazon.comは11月3日、インターネットを使って書籍の本文に有料でアクセスできる2種類の新プログラムを開発中だと発表した。
このうち「Amazon Pages」は、1冊の本の中で必要なページだけをオンラインで購入できる“バラ売り”プログラム。例えばマーケティングに関心のある起業家が、ビジネス書の中から必要な章だけを選んで購入するといった使い方ができる。
Amazon Upgrade」ではAmazon.comで買った本をインターネットでもアクセスできるよう、有料で“アップグレード”することができる。例えばJavaプログラミングの本を買ったソフト開発者がこれを利用すると、Webを通じていつでもその本の全文を参照できるようになる。

どちらが魅力的?と言われると、俺はAmazonかな。
Amazonは元から書籍を販売しているので、その追加サービスとしてインターネット上での書籍の閲覧を行なうんだな。今までAmazonを利用する(書籍を探すんじゃなくて、実際に購入する)メリットは「書店に行かなくても良い」と言う一点だけだった。今回のサービスはそれを打破できるだけのインパクトがあるし、真似しようにもそこらの書店ではまず不可能だろう。
俺も結構な数の技術系書籍を持っているけど、今は出向先で働いているので勤務先に置けないし、キャビネット削減のあおりを受けて自社におくことも出来ない状態になっている。ネットで見ることが出来たら便利だなぁ。めちゃくちゃ便利だなぁ。コピペ出来るし検索できそうだし。サービス開始に備えて、これから技術系書籍はAmazonで買っておくかな。
それに比べて、Googleは今のところ著作権の無くなった書籍しか扱っていない。俺は小説とか漫画とかを殆ど読まなくなったので、読めるようになってもあまり利用することは無さそう。Googleのサービスは無料が基本だから、著作権のある書籍を公開するのは難しい気がするな。