何のためのレビューなんだか

うちの会社では赤字プロジェクトを無くすために、プロジェクトの計画時からレビューが行なわれる。レビューではプロジェクトを計画した人が、社内のいわゆる有識者に内容を説明して、「〜が抜けてる」とか「〜が必要」みたいな助言をいただく。有益な情報を得ているのか、それとも「本当に大丈夫か」という質問に頷かせられているのかは知らない。


レビューにて悲しくも危険プロジェクトと認定されると、監視が厳しくなって資料作成が大変になり、プロジェクトの進捗が益々芳しくなくなる。なんとかするために監視が厳しくなるのに、そのせいでプロジェクトは益々危険な状態になる。
そこで、プロジェクト計画者は何とか危険プロジェクトに認定されないように策略を練り、言い訳を準備し、レビューに望む。
そしてその結果、設計を経験したことの無い人が要件定義を元に基本設計を2週間くらいで終わらせるような意味不明スケジュールが引かれたプロジェクトが出来上がる。


監視を厳しくする時に監視者を別の所から持ってきて、プロジェクトを圧迫しないようにしないと、この風習は続くんだろうなぁ。