寄り道と思い出

今日、電車を降りて改札を出ると、聴いてるアルバムがあと3曲くらいで終わるところだった。聴いてたアルバムはこれ。

これより上昇

これより上昇

最後まで聴きたくなったので、普段は通らない、ちょっと遠回りの道を歩いて帰ることにした。お気に入りの曲を口ずさみつつ歩いていると、家の近くにある公園の横を通るときに、ふと気付いた。

砂場が、まっ平らになっている

入ってみると砂は固くなっていて、全然使われている形跡が無い。もちろん雨が降ったせいかもしれないし、清掃の人がならしたのかもしれない。でも、今まで10台ほど並んでいた、子供が乗る小さい車は2台に減っていて、建て替えに向けて人が減っていっているんだなぁと実感した。毎日のように引越しのトラックが停まっているし、人とすれ違うことも少なくなってきた。
公園は建て替えの敷地内にあるので、立替と同時に取り壊されることになっている。20年前の自分の『庭』を歩きながら「この公園ももうすぐ無くなるんだなぁ」と、錆びてペンキの剥がれたブランコやすっかり枯れてしまった藤棚をぼんやり眺めていると、ねぇ…。思い出というものは、キッカケがあれば溢れるように出てくるものなのだ。

取り壊されてしまう前に、記録と記憶に残すために一日家の周りをカメラ持って巡ろうかな。
あと出来ることなら、最後にあの公園で野球もしたいな。小学校のときのメンバーとルールで。…って言っても、何人大阪にいるのやら。